※雨天決行・荒天中止 会場客席には大型テントを設けています
「セロ弾きのゴーシュ」
(高畑勲監督作品)
「クラック!」
(フレデリック・バック監督作品)
「ミトン」
(ロマン・カチャーノフ監督作品)
「おこんじょうるり」
(岡本忠成監督作品)
特別上映
「かぐや姫の物語」
(高畑勲監督作品)
宮沢賢治の作品世界は、アニメーションの第一線で活躍するクリエイターやアーティストの創作に多大な影響を与え、同時に多くの作品がアニメ化されて、世代を超え親しまれています。
イーハトーブ・アニメフェスティバルでは、アニメ映画界を代表する世界的クリエイター、スタジオジブリの高畑勲監督を迎え、高畑勲監督のトーク、一線のアーティストによる賢治作品の朗読とミニライブとともに、内外の優れたアニメ作品を特別上映します。
森に包まれた秋の賢治童話村で、世界を席巻する日本のアニメーションの魅力や、賢治の作品世界とのつながりを発見してみませんか。
(たかはたいさお)1935年10月生まれ。三重県出身。7人兄弟の末っ子。1954年、岡山県立朝日高校を、59年に東京大学文学部仏文科を卒業。在学中にフランスの長編アニメーション作品「やぶにらみの暴君」(52年、ポール・グリモー監督、79年「王と鳥」に改作)を観て、アニメーションという表現方法に可能性を見出し、59年、東映動画(現・東映アニメーション)に入社した。「わんぱく王子の大蛇退治」(63年、芹川有吾監督)などの演出助手を務めた後、テレビシリーズ「狼少年ケン」(63~65年)で演出となる。68年、劇場用長編「太陽の王子 ホルスの大冒険」を初監督、この間、後輩の宮崎駿と仕事や労働組合の活動を通じて交流を深めた。
1971年、テレビシリーズ「長くつ下のピッピ」(実現せず)を制作するために小田部羊一、宮崎駿と共に東映動画を退社、Aプロダクション(現・シンエイ動画)へ移った。同社では、テレビシリーズ「ルパン三世(第1シリーズ)」(71~72年)や、劇場用中編アニメーション「パンダコパンダ」(72年)「パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻」(73年)などを演出した。
1973年、テレビシリーズ「アルプスの少女ハイジ」(74年)制作のため、再び小田部・宮崎とズイヨー映像へ移籍、全話を演出。その後日本アニメーションで「母をたずねて三千里」(76年)「赤毛のアン」(79年)の演出を手がけた。同社を80年に退社、その後劇場用長編「じゃりン子チエ」(81年)「セロ弾きのゴーシュ」(82年、毎日映画コンクール大藤賞)を監督。宮崎監督の「風の谷のナウシカ」(84年)では、プロデューサーとして参画。1985年、宮崎とともにスタジオジブリ設立に参加。ふたたび宮崎とのコンビで「天空の城ラピュタ」(86年、プロデューサー)を送り出した後、自らの脚本・監督作品として野坂昭如原作の「火垂るの墓」(88年、第一回モスクワ児童映画祭グランプリ)「おもひでぽろぽろ」(91年、芸術選奨文部大臣賞、山路ふみ子賞特別賞)、「平成狸合戦ぽんぽこ」(94年、アヌシー国際アニメーション映画祭長編賞)「ホーホケキョ となりの山田くん」(99年、いしいひさいち原作、文化庁メディア芸術祭優秀賞)をジブリで制作。
2013年には待望の最新作「かぐや姫の物語」(毎日映画コンクールアニメーション映画賞)が公開された。
また、1987年には長編の実写記録映画「柳川堀割物語」(毎日映画コンクール文化記録映画賞)を監督し発表している。そのほか、スタジオジブリの洋画アニメーション提供作品として「キリクと魔女」(ミッシェル・オスロ監督)の日本語版翻訳・演出(03年)、「王と鳥」(ポール・グリモー監督、ジャック・プレヴェール脚本)の日本語字幕翻訳(06年)、また、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー提供作品「アズールとアスマール」(ミッシェル・オスロ監督)の日本語版翻訳・演出(07年)も手がける。
この間、日大芸術学部映画学科などで教鞭をとるかたわら、様々な執筆活動を行い、『「ホルス」の映像表現』、ユーリ・ノルシュテイン作品に関する『話の話』、ジャン・ジヨノの小説とそれに基づくフレデリック・バックのアニメーション作品に関する『木を植えた男を読む』(訳著)、自身の文章・対談・インタビュー等を収めた『映画を作りながら考えたこと』『同Ⅱ』などを発表。また、『十二世紀のアニメーション』(以上、徳間書店刊)で平安時代末期の国宝絵巻群がいかに映画的アニメーション的であるかを論証したり、フランスの詩人ジャック・プレヴェールの『ことばたち』(ぴあ刊)を日本ではじめて全訳・注解、『ジャック・プレヴェール 鳥への挨拶』(ぴあ刊)の編・訳を手がけるなど、幅広い著作活動を行っている。近刊に『漫画映画(アニメーション)の志』『一枚の絵から 日本編』『一枚の絵から 海外編』『アニメーション、折にふれて』(いずれも岩波書店刊)がある。
1998年、紫綬褒章を受章。2009年のロカルノ国際映画祭で名誉豹賞、2010年にアニメアワード功労賞、2014年のアヌシー国際アニメーション映画祭で名誉功労賞をそれぞれ受賞している。
(さかもとまあや)1980年生まれ。劇団の子役として活躍。1996年に「約束はいらない」でCDデビュー。最新シングル「レプリカ」が発売中。
ミュージカル「レ・ミゼラブル(オリジナル版)」(エポニーヌ役)、「ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより~」(ジルーシャ役:第38回菊田一夫演劇賞受賞)への出演、エッセイ執筆、ラジオパーソナリティなど、多方面で活動。
映画「STAR WARS」「ブラック・スワン」のナタリー・ポートマンなど外国女優の吹替のほか、アニメ「攻殻機動隊ARISE」(草薙素子役)、「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」(真希波・マリ・イラストリアス役)やゲーム「ファイナル・ファンタジーXIII」(ライトニング役)など数多くの作品に出演。プラネタリウム、テレビ番組、CM等のナレーションにも定評がある。
日本国内のみならず、世界各国のファンから支持を受けている。
(にかいどうかずみ)1974年生まれ。高校時代からバンド活動を行い、1997年からシンガーソングライターとしてのキャリアをスタートさせる。これまでに単独作として11作品をリリース。
他アーティストの作品やライブでの客演、海外ツアーも多数。ジャズ、エレクトロニカ、ポップスなど多彩なジャンルの音楽と融和する歌声が多くのファンに愛されている。
聴けばわかるし、見れば伝わる。命が燃えているというか、音楽はこうやって人に伝わって行くんだなと心と体が認識するライブは必見。
2011年発表のオリジナルアルバム『にじみ』は全曲を作詞作曲し、これまでの活動の集大成ともいえる作品となった。このアルバムがきっかけで、NHKおかあさんといっしょや小泉今日子さんのアルバムへの楽曲提供、また2013年公開の高畑勲監督作品スタジオジブリ映画『かぐや姫の物語』の主題歌(「いのちの記憶」)へ起用されるなど、広く知られるところとなる。
国内外のアーティストとの共演や、ゲストボーカル参加も多く、最近ではレキシのアルバム『レシキ』(レキシネーム:尼ンダ)や、大友良英スペシャルビックバンドの「地元に帰ろう音頭」でボーカルを担当。
また、地元の学園歌や市のイメージソングなど地域に密着した活動も展開している。
広島県在住。浄土真宗の僧侶でもある。
16:00~ | 朗読とミニライブ 【出演】坂本真綾 |
17:00~ | スペシャルトーク 「宮沢賢治とアニメーション」 |
18:00~ | 高畑勲監督セレクション 「セロ弾きのゴーシュ」(高畑勲監督作品) 「クラック!」(フレデリック・バック監督作品) 「ミトン」(ロマン・カチャーノフ監督作品) 「おこんじょうるり」(岡本忠成監督作品) ※当日の上映順ではございません。 |
16:00~ | 朗読とミニライブ 【出演】二階堂和美 |
17:00~ | スペシャルトーク 「アニメーションと宮沢賢治」 |
17:50~ | 高畑勲監督セレクション 特別上映「かぐや姫の物語」(高畑勲監督作品) |
(上映時間:63分)©オープロダクション
宮沢賢治の原作を読み込みながら独自のゴーシュ像を作り上げた高畑勲監督が、全編にわたって音楽とアニメーションの調和を目指し、5年の歳月をかけて製作された“音楽映画”。毎日映画コンクール大藤賞受賞。
(上映時間:15分)©Société Radio-Canada
一脚のロッキングチェアがたどる運命を通じて、失われつつあるケベックの伝説的な生活や文化、家族愛、自然への共感、現代文明批判などをユーモラスに描く。アカデミー賞短編アニメーション部門受賞。
(上映時間:10分)©MOVCO
子犬を飼いたい少女が、ある日公園で手袋を子犬に見立てて遊びはじめた。すると、手袋は可愛い子犬に変身! ロシアの国民的キャラクター『チェブラーシカ』などを創作したロマン・カチャーノフ監督の名作人形アニメーション。
(上映時間:26分)©(株)エコー、(株)桜映画社
東北の山村を舞台に、“浄瑠璃”で病を治すという狐と老婆との交流を描く短編人形アニメーション。さねとうあきらの創作民話を「人類の進化」の岡本忠成が映像化。毎日映画コンクール大藤賞受賞。
(上映時間:135分)©2013畑事務所・GNDHDDTK
誰もが知る“かぐや姫”の筋書きはそのままに、誰も知ることのなかったその「心」を描くことで、日本最古の物語に隠された人間・かぐや姫の真実を描き出す、高畑勲監督の最新作。ジブリヒロイン史上、最高の“絶世の美女”が誕生。
■宮沢賢治記念館バス停下車徒歩3分
■東北自動車道花巻IC又は花巻南ICから車で15分
■釜石自動車道花巻空港ICより車で10分
■駐車場のご案内……童話村310台(周辺施設Pを含む) 臨時駐車場(花巻市交流会館)600台
※当日は花巻駅、新花巻駅、臨時駐車場(花巻市交流会館)から会場までのシャトルバスを運行します。
花巻駅・新花巻駅⇔会場 | |||||
行き | 帰り | ||||
花巻駅発 | 新花巻駅発 | 会場着 | 会場発 | 新花巻駅着 | 花巻駅着 |
14:00 | 14:25 | 14:30 | 17:20 | 17:25 | 17:50 |
15:00 | 15:25 | 15:30 | 18:20 | 18:25 | 18:50 |
16:00 | 16:25 | 16:30 | 19:20 | 19:25 | 19:50 |
20:20 | 20:25 | 20:50 |
臨時P(花巻市交流会館)から会場 | |||
行き | 帰り | ||
臨時P発 | 会場着 | 会場発 | 臨時P着 |
14:00 | 14:10 | 17:20 | 17:30 |
14:30 | 14:40 | 17:50 | 18:00 |
15:00 | 15:10 | 18:20 | 18:30 |
15:30 | 15:40 | 18:50 | 19:00 |
16:00 | 16:10 | 19:20 | 19:30 |
16:30 | 16:40 | 19:50 | 20:00 |
20:20 | 20:30 | ||
20:50 | 21:00 |