袴狂言「釣 狐(前)」
一族を猟師に釣りとられた古狐が、狐を釣ることをやめさせるため、猟師の伯父の僧・白蔵主に化けてそのたたりの恐
ろしさを語り、ついに罠を捨てさせる。嬉々として帰る道すがら、白蔵主は先刻捨てさせた罠を発見する。それには大好
物の油揚げが!食いつきたい衝動を抑え姿を消した白蔵主は、化身の扮装を脱ぎ、本来の狐の姿となって現れるが…。
このたびは、面や装束をつけない「袴狂言」という新しい演式で、「釣狐」の前シテのみを野村万作が演じます。
白蔵主(はくぞうす) 野村万作/猟師 石田幸雄

狂言「二人大名」
二人の大名が、供を連れずに外出したので、通りがかりの男を脅してむりやり太刀を持たせる。怒った男は、
大名が油断したすきに太刀を抜き、二人の小刀、素襖(すおう)を取り上げ鶏や犬のまねをしろと言う。
さらに、起き上がり小法師のまねをするよう命じると、大名たちは、小歌を謡いながら次第に興に乗って
まねをするのだった。すると男は…。
下克上の時代を感じるなぶられる大名たちの、次第に置かれた状況を忘れ、楽しく謡い続ける様子は笑いを誘います。
通りの者 野村万之介/大名 深田博治 /大名 高野和憲
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